開催概要
ご挨拶
2022年11月29日(火)に第32回神経行動薬理若手研究者の集いを川越市にて開催することとなりました。
開催地川越にちなんだメインテーマを考えていた時に、「越えてゆけ」というフレーズが思い浮かび、検索すると「越えてゆけ / キュウソネコカミ(作詞ヤマサキセイヤ)」という曲が出てきました。「やる気も努力も一向に報われず、周りの成長に置いて行かれそうで」「焦りまくって悲しくなって、好きなのに目をそらして」 まさしく若き日の私がストレートに表現されています。サビには「恥を恐れずに、光を目指して、才能なんて、運命なんて、越えてゆけ」まさしく若手研究者に向かってぶつけたい言葉です。
それゆえこの会のメインテーマはこの曲にあやかって「若者たちよ 越えてゆけ」としました。
様々な社会情勢により、研究を取り巻く世界もますます難しくなってきていると感じます。そんな世の中だからこそ、多くの若者たちが、困難を越え実力をつけ、海を越え海外へ、師を越え(超え)羽ばたいてゆくことを期待します。
今回の研究会は、若くして海外でラボ主催者として活躍している3名の先生方に講演をお願いしました。特別講演のカリフォルニア大学アーバイン校の五十嵐啓先生、シンポジストとしてシンガポール南洋理工大学の神垣司先生、フランス・ニース・ソフィア・アンディポリス大学の原山武士先生と、あらゆる困難を越え、海を越えて活躍されている、若手研究者に最高のお手本となる先生方です。先生方には最先端の研究だけでなく留学したきっかけ・海外での生活・就職活動などについてもお話して頂く予定です。さらに学生セッションの一般演題で優秀発表賞を幅広く用意し、またコロナ禍で研究活動を制限されている学生のためにフラッシュトークセッションで研究内容、自己アピールや将来展望など自由に語る場を設ける予定です。
コロナや紛争による未曾有の混乱の中にあっても、本研究会は「困難を越え、海を越え、師を超える」野心にあふれた若手研究者の強い信念と挑戦心をエネルギーにして勇往邁進に開催します。
若手研究者の皆様が、何かを乗り越え羽ばたいてゆくきっかけを川越の地で見つけていただければと思います。また、世界中から気軽に参加できるようにオンラインとハイブリッド開催とします。対面と遠隔の利点を最大限生かせるように運営します。皆様のご参加をお待ちしております。
第32回神経行動薬理若手研究者の集い 大会長 吉川 圭介